1986年結成のイギリスのパンクバンド。ポップで哀愁のあるメロディをハードコアと融合させ、後にUKメロディックと呼ばれるジャンルを確立。SNUFFの登場以後、イギリス国内において数多くのメロディックパンクバンドが誕生するなど、このシーンにおける伝説かつ最重要バンドである。ドラム兼ボーカルであり唯一のオリジナルメンバーであるダンカンのプレイは必聴である。
おすすめアルバム
SNUFF SAID…(1989)
BAD RELIGIONの4thアルバムNo Controlとともに、自分にパンクの素晴らしさを教えてくれた最強のアルバム。演奏の粗さはお構いなしにハイスピードでエネルギッシュに突っ走るそのスタイル、そのテンションの中にイギリス特有の哀愁がしっかりと織り交ぜられており、メロディックパンクとしての完成度はかなり高い。UKメロディック界隈には本当にいいバンドが多いので、入門としてまずはこのアルバムをおすすめしたい。
FLIBBIDDYDIBBIDDYDOB(1990)
カバー曲がほとんどの2ndアルバム。11曲18分とカバー主体のアルバムではあるが超スピードで駆け抜ける気持ちのよいアルバム。1stや3rdと比べるとSNUFF特有の切なさは少し控えめで、曲によってはホーンが入っている陽気なアルバムとなっている。再結成後のSNUFFが垣間見える一枚である。
REACH(1992)
解散後にリリースされたアルバムであり初期SNUFF最後の一枚。お世辞にもかっこいいとは言い難いジャケットはさておき、彼らの専売特許である唯一無二の哀愁を存分に堪能できる作品である。楽曲の幅も広がり初期の集大成として申し分ない仕上がりになっている。勢いの1stか聴かせる3rdか…どちらも捨てがたい。国内盤ボーナストラックにはかたつむりを収録。
DEMMAMUSSABEBONK (1996)
再結成後第一弾アルバムにして良作。FATよりリリース。解散前とは音色が少し変わり、オルガンやホーンが入って陽気でアップテンポな楽曲が増えた。初期SNUFFが好きな人にとっては賛否両論あるとは思うが、自分的にはこれはこれでありです。相変わらずSNUFFのアルバムタイトルはよく分からない(笑)
代表曲