1978年結成のアメリカのパンクバンド。ハードコアムーヴメントの中でコーヒー・女の子・釣りなどの日常的な視点に立ち、ポップでキャッチーな楽曲を演奏したことから後のメロディック・ポップパンクに多大な影響を及ぼした。攻撃的だが爽快なメロディは、ハードコアファンからメロディック好きまで幅広く愛されるバンドである。
おすすめアルバム
Milo Goes To College(1982)
1stアルバムであり、歴史的大名盤。15曲22分というスピーディかつアグレッシブな展開の中に、キャッチーなメロディとカラッとしたカリフォルニアサウンドがちりばめられている。DESCENDENTS特有の刻みのよいギター、ブリブリのベース、疾走感のあるドラミングもこの頃から健在。そこにマイロの若くて荒々しいボーカルが加わり、初期衝動を感じさせる作品となっている。
I Don’t Want To Grow Up(1985)
活動休止とメンバーチェンジを経てリリースされた2ndアルバム。前作から基本的なスタンスは変わっていないが、メロディやバンドサウンドがよりポップにはっきりと表現されている。彼らの代表曲であり超名曲の10.Silly Girlだけでも買いの一枚。
Everything Sucks(1996)
マイロのバンド脱退によるALLでの活動を経て再結成しリリースされた5thアルバム。エピタフからリリースされたことや当時のメロディックハードコアブームもあり、このサイトに訪れる人なら聴いたことのある人も多いのではないか。捨て曲なしで最後まで駆け抜けるスタイルは今作も変わらず、これぞDESCENDENTSと言える作品となっている。個人的には2.I’m The Oneや9.She Loves Me、15.Thank Youのようなポップで青臭い曲がお気に入り。
Cool To Be You (2004)
またまたALLでの活動経てリリースされた6thアルバム。今作はファットマイクの熱いエールによりFATからのリリース。世間的には「前作と比べると…」のような評価が多いが、十分にDESCENDENTS節を堪能できるアルバムだと思う。4.’Mericanや8.Cool To Be Youはいい感じに尖っていて、11.One More Dayなんかはイントロから最高のポップソングに仕上がっている。
代表曲