1983年結成のアメリカのパンクバンド。ツービートで駆け抜けるポップかつスピーディな楽曲が特徴。泣きのメロディと笑いのユーモアを強みに、今もなお世界中に影響を与え続けているメロディックパンク界のレジェンド的存在である。2024年10月にラストライブを行い、惜しまれながら40年以上に渡る活動に終止符を打った。なお、ベースボーカルであるファット・マイクはファットレーベルの社長でもある。
おすすめアルバム
White Trash, Two Heebs and a Bean(1992)
ギターのエル・ヘーフェ加入後初のアルバム。今作以前の作品も悪くないが、やはりNOFXはこのアルバムからであろう。2.Stickin in My Eyeや3.Bobを筆頭にライブ定番曲も多数収録されており、今聴いても全く古さを感じさせない作品となっている。当時高校生だった頃、本当にお世話になったアルバム。メロディックパンクの入門として、これ以上ないおすすめの一枚。
Punk in Drublic(1994)
NOFXの作品の中ではおそらく最も知名度があるであろう5thアルバム。王道メロディックパンクだけでなくスカやレゲエ、oiパンクなどの遊び心のある楽曲も多いため、アルバム全体としては少しだれる印象があるが、1.Linoleumや2.Leave It Alone、5.Don’t Call Me WhiteなどのNOFXを語る上で外せない楽曲が多数収録されており、これだけで買いの作品となっている。
So Long and Thanks for All the Shoes(1997)
7thアルバム。少し暗めの前作とは打って変わり、NOFX史上最もポップな作品。耳に残る楽曲が多くアルバム全体としてコンパクトにまとまっている。特に3.Murder the Governmentから4.Monosyllabic Girlの流れや9.Champs Elyseesのカバーセンスが秀逸で、個人的には一番好きなアルバムとなっている。この何かを連想させるポップなジャケットも最高。
Pump Up the Valuum (2000)
これまでのユーモアは影を潜め、男気直球メロディックパンクのみで構成された8thアルバム。高速軽快な楽曲の中、彼ららしいメタリックなギターリフの応酬でキレのある作品に仕上がっている。4.Dinosaurs Will DieなんてNOFX史上最もかっこいい楽曲なんじゃないか。この作品まではエピタフからリリースされており、次作以降は自身のレーベルよりリリース。
代表曲