1983年結成のアメリカのパンクバンド。ツービートで駆け抜けるポップかつスピーディな楽曲が特徴。泣きのメロディと笑いのユーモアを強みに、今もなお世界中に影響を与え続けているメロディックパンク界のレジェンド的存在である。2024年10月にラストライブを行い、惜しまれながら40年以上に渡る活動に終止符を打った。なお、ベースボーカルであるファット・マイクはファットレーベルの社長でもある。
超名盤! -おすすめの一枚-
So Long and Thanks for All the Shoes(1997)

NOFX入門としてとにかく有名な曲が聴きたいという方には4thや5thアルバムの方が適しているのかもしれないが、あえて自分はこの7thアルバムを薦めたい。少し暗めの前作とは打って変わりNOFX史上最もポップな作品となっており、耳に残る楽曲が多くアルバム全体としてコンパクトにまとまっている。特に3.Murder the Governmentから4.Monosyllabic Girlの流れや9.Champs Elyseesのカバーセンスが秀逸で素晴らしい。もちろんNOFXらしいスピーディな曲も多数収録されてあり、ダレることなく最後まで一気に聴けるアルバムとなっている。この何かを連想させるようなポップなジャケットも最高。
名盤! -他のおすすめアルバム-
White Trash, Two Heebs and a Bean(1992)

ギターのエル・ヘーフェ加入後初のアルバム。今作以前の作品も悪くないが、やはりNOFXはこのアルバムからであろう。メロディックパンクの入門として、これ以上ないおすすめの一枚。
Punk in Drublic(1994)

NOFXの作品の中ではおそらく最も知名度があるであろう5thアルバム。1.Linoleumや2.Leave It Alone、5.Don’t Call Me WhiteなどのNOFXを語る上で外せない楽曲が多数収録されている。
Pump Up the Valuum (2000)

これまでのユーモアは影を潜め、男気直球メロディックパンクのみで構成された8thアルバム。高速軽快な楽曲の中、彼ららしいメタリックなギターリフの応酬でキレのある作品に仕上がっている。
代表曲